【終了】自然との調和が生み出した日本画画材の美-東洋の気候風土を通して

公開日 2024年07月05日

三鷹市美術ギャラリー 収蔵作品展Ⅴ 関連講座

三鷹市美術ギャラリーで開催中の収蔵作品展後期では、市内にアトリエを構え師弟関係にあった日本画家・横山操と米谷清和、国際的にも注目を浴びる李禹煥の作品198点を展示しています。本講座では普段、目にする機会が少ない日本画で用いられる材料や道具について学びます。

チラシ チラシ※日本画画材の美[PDF:582KB]

 

 【講座紹介】
 古墳壁画より始まったとされる日本の絵画史は、外界の影響を常に受けながらも緩やかにその姿形を変え、現代まで続いて来ました。その中でも花鳥風月のような自然を題材にした作品が多い日本画ですがその関わりは作品に描かれたイメージだけではありません。使われている素材や道具達もまた、自然界の物質を使用したものがほとんどです。これは単なる偶然でなく、東洋の気候風土が生み出した必然の賜物であることが画材の成り立ちから見えてきます。本講座では単なる日本画の画材紹介に留まらない気候風土や科学的側面から日本画が持つ魅力と特異性について紹介していきます。
                    
また、二日目には実際に日本画の画材を使ったキーホルダー作りのワークショップも行います。
                                                         岩泉 慧

日時

 2024年
 座学 8月12日(月・休)14:00~16:00
※座学のみの参加も可

 WS  8月13日(火)14:00~17:00 ※日本画の画材を用いて小さな絵を描き、キーホルダーに仕立てます

会場

 生涯学習センター ホール ※展覧会の会場とは異なりますのでご注意ください。

講師

岩泉 慧京都芸術大学専任講師 画材ラボPIGMENT TOKYO元館長

2015年 京都造形芸術大学大学院博士課程修了 博士号(芸術)取得

画材の研究、指導を行いながら、美術館や政府機関の要請でのワークショップや画材メーカーの商品開発に携わるなど多岐にわたり絵画技法材料の普及活動に努める。また作家としても古典絵画研究や画材研究で培われた知識と技術を取り入れ、作家活動を続けている。現在は技法材料の持つ物質的特性と気象データを用いる独自の手法で物質と非物質のあいだに存在する事象を絵画やインスタレーション等で表現しようと試みている。

定員

  ①座学のみ 40人
  ②座学とワークショップ(WS) 28人

対象

  中学生以上

受講料

  ①座学のみ 1,000円
  ②座学とワークショップ(WS) 2,000円

申込開始日

  2024年7月13日(土)9:00から先着順

申込方法

 三鷹市生涯学習センターへ電話(0422-49-2521)でお申し込みください※先着順
 受付時間9:00~19:00、7/22(月)の休館日を除く 

受講料のお支払い方法 

  講座初日に、会場で現金でお支払いください。
 

【展覧会情報】三鷹市美術ギャラリー収蔵作品展Ⅴ【後期】

 会期:2024年7月13日(土)~8月18日(日)
 開館時間10:00~20:00(入館は19:30まで)
 休館日 月曜日(7月15日、8月12日は開館)、8月13日(火) 
 会場:三鷹市美術ギャラリー
 観覧料:無料
 
 三鷹市美術ギャラリー
 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階→会場地図
 電話:0422-79-0033
 主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団

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